社会福祉法人 糸島市社会福祉協議会 令和7年度「ふくし体験スクール」 – 糸島市社会福祉協議会
202509/17
活動報告

令和7年度「ふくし体験スクール」

今年も「ふくし体験スクール」を開催しました

私たち社会福祉協議会では「ふくし」を「だんのらしのあわせ」と考え、福祉について考える機会を提供する「福祉教育」に取り組んでいます。毎年夏休み期間中に、市内の小学5・6年生を対象として、福祉の体験学習を通し、「思いやりの心」を育むことを目的に「ふくし体験スクール」を開催しています。
今年も7月24日と25日に、糸島市健康福祉センターあごらで開催し、23名の子どもたちが参加してくれました。
1日目は糸島市聴覚障害者協会、糸島手話の会より、聴覚障がい者の日常生活の様子の紹介や、手話とジェスチャーを使ったビンゴゲームを行いました。また、挨拶や自己紹介の手話も学び、子ども達は、近くの友達と楽しそうに練習していました。
午後は福岡視力障害センターに移動し、真っ暗な部屋の中で手探りで折り紙をしたり、アイマスクを着用して手引きで館内を回るなど、視覚障がい者の見ている世界を体験しました。
2日目は、認定NPO法人九州補助犬協会の方と介助犬が来てくださいました。子どもたちは、補助犬の種類や育成方法について学んだ後に、実際に車いすに座り、介助犬に物を取ってもらったり、一緒に移動したりする体験をしました。
午後には、2日間の体験学習をふりかえって気づいたこと・考えたこと、これからやってみたいと思うことを考え、発表しました。
参加した子どもたちからは「障がいがなくても困っている人がいたら助けたいと思った」「また来年も参加したい」といった声がありました。今後もふくし体験スクール等の福祉教育を通して、自分たちの「ふだんのくらしのしあわせ」について考える機会を提供していきます。