
C.Tさん
所属部署 地域課 福祉の総合相談窓口・主任
職種 相談支援包括化推進員(支援者支援担当)
入職 2017年4月(新卒採用)
所持資格 社会福祉士、保育士
人に支えられて、人を支える。
仲間と共に、住みやすい地域を作っています。

「福祉を仕事にするなんて、想像もしていませんでした。」
大学3年生の時、社会福祉士の実習を糸島市社会福祉協議会で行ったことが、今の仕事に就くきっかけです。実はそれまで、福祉の仕事に就きたいという気持ちはまったくなく、学ぶこと自体にも葛藤がありました。
ところが、実習を通じて出会った職員の皆さんが、地域住民や関係機関と丁寧に関わりながら、何よりも楽しそうに働いている姿を目の当たりにして、自分の中で大きな変化が起き、「私もここで、社会福祉士として働いてみたい」と思うようになりました。
支援者を支える、相談支援の調整役として
現在は、市役所内に設置された「福祉の総合相談窓口」で、支援者支援を中心とした業務を担当しています。「複合化・複雑化した課題」に対応するため、特定の相談支援機関だけではなく、関係機関が連携して取り組める体制づくりを支援しています。
具体的には、相談機関などから寄せられる相談に対して、誰が関わっていて、どの部分に課題があり、必要な関わりは何なのかなどを整理しながら、関係機関の調整を行います。また、支援者向けのスキルアップ研修の企画・実施や、支援者同士の顔の見える関係づくりに向けたツール作成なども行っています。
実際には、ケースそのものを理解することが難しかったり、他の支援者の方が経験豊富だったりと、不安に思う場面も少なくありません。それでも、自分が関わることで新たな協力が生まれ、支援が一歩前に進んだという声を聞くたびに、「やっていてよかった」と心から思えます。

「気軽に相談できる人がいる」職場の安心感
糸島市社協の魅力は、「人」だと思っています。支援の現場では、一人では判断が難しいことや、様々な葛藤、また、ストレスも少なくありません。そのような時に、気軽に相談ができ、一緒に考えてくれる同僚や上司の存在は、大きな支えとなります。
特に、私の業務は支援者と支援者の間に立って調整する役割なので、「人」の大切さを強く実感します。話を丁寧に聞き、情報を整理し、共有する中で、それぞれの役割や立ち位置が見えてくる。そして、必要なことを言葉にして動いてくれる仲間の存在に誇りを感じています。
「地域の変化」に気づき、動ける支援者を目指して
社会福祉協議会の仕事は本当に多岐にわたります。中には、「制度のはざま」にあるような、受け皿のない課題に柔軟に向き合うことも求められます。だからこそ、地域や関係者との日頃からのつながりを大切にしながら、「変化」に気づける支援者でありたいと思っています。
今は糸島市役所内で仕事をしていますが、日常的な交流から生まれる関係性が、相談対応のスムーズさにつながる場面も多く、日々の積み重ねの大切さも感じています。社会福祉士として、そして、社協職員として、さらに成長していきたいと思っています。
一日のスケジュール(一例)
- 8:30 出社・朝礼 その日の予定を共有し、チームで情報を確認します。
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9:00〜12:00
会議の調整や関係機関への訪問、必要な情報の収集などを行います。
- 12:00〜13:00 お昼休憩 リフレッシュする大切な時間です。
- 13:00〜17:00 支援会議、記録の入力、事務処理などを進めます。
- 17:15 退社 地域や外部団体の会議が夜間にある場合は、そのまま参加することもあります。

就職活動中の方へ
糸島市社協では、若手からベテランまで、皆が対等な立場で意見を出し合い、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しながら業務にあたっています。そして、そこにはいつも“自分らしさ”を大切にできる環境があります。
「誰かの力になりたい」と思ったとき、一人で抱え込まなくていい職場が、ここにはあります。ぜひ、あなたらしい福祉の形を、ここで一緒に探してみませんか?