重層的支援体制整備事業
「重層的支援体制整備事業」とは
一つの支援機関だけでは解決に導くことが難しいような、複合化・複雑化した課題の解決を目指し、相談に関わる他組織が分野の垣根を超えて一体となり、取り組むための体制を作る事業です。
相談者の属性、世代、相談内容に関わらず、包括的相談支援事業者において、包括的に相談を受け止めます。
受け止めた相談の中から、複合化・複雑化した課題を抱える世帯の相談を多機関協働事業につなぎ、課題の整理や関係機関の役割分担を図り、各支援機関による円滑な連携のもとに支援します。
また、適切な情報や支援が届いていない相談者に対しては、「アウトリーチ等を通じた継続的支援事業」を通して、相談者との関係性を深めながら、社会との関係性が希薄な相談者を、居場所などにつなげる「参加支援事業」で、相談者のニーズと地域資源の間を調整し、社会とのつながりが持てるように支援します。
さらには、世代や属性を越えて交流できる場や居場所の確保のために、既存の事業に包括的に参加できる環境づくりや地域住民のニーズや生活課題の把握、活動支援などを行う「地域づくり事業」などを一体的に進めています。
糸島市では「誰一人取り残さない地域」を目指し、みんなでつながり支え合う「地域共生社会」の実現に向けて、令和4年4月より実施しています。
※「包括的相談支援事業者」とは
複合化・複雑化した課題を抱える世帯の相談に応じることができるように、高齢者や障がいのある人、生活困窮世帯など様々な相談を受けとめ、必要な支援機関と連携して相談支援を実施する窓口です。
糸島市では、地域包括支援センターや障がい者相談支援センター、子育て支援センター、市社協の福祉まるごと相談、福祉の総合相談窓口が担っています。
例えば、8050問題、ひきこもり、介護と育児のダブルケア、ヤングケアラーなどについて、どこの窓口でも相談可能です。
お問合せ窓口
糸島市社会福祉協議会 地域課
tel:092-324-1660
fax:092-324-3166
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